江戸東京博物館「大正新版画」

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江戸東京博物館「大正新版画」

2009年10月23日

前夜少々飲みすぎて気だるい日曜日の午前、既に日は高く外に出ると太陽が眩しい。


最近増えた飛蚊が青空に煩わしいので、そそくさと引っ込みテレビなど点けると「日曜美術館」が正に終わろうとするところ。


姜尚中が落ち着いた口調で「それでは、アートシーン、、、、等々」と話している。


「何であなたって姜尚中みたいな話し方ができないの?」って妻によく言われるけど、白熱した議論の場でも常に冷静さを失わず、低いトーンで話し続けるなんて、並の人間にできる事じゃない。白熱しなくてもトーンが上がり気味の院長から見ると、彼は禅僧のように見える、、、。彼の司会になってから視聴率が上がったそうな、、、、さもありなん。


それはさておき、、、


「日曜美術館」は好きな番組なので、しまった、見損ねたなどと残念がりつつ、なおもしつこく見続けると江戸東京博物館で「よみがえる浮世絵・大正新版画」なる展覧会を開催中とのこと。美しいものに目がない院長は即座に行くことを決定。


何を隠そう、院長は中学時代写真部、高校時代は美術部で、高一の時に全国学生油絵展で見事入選し、東京都立美術館に作品が飾られた事もある隠れた迷画家でもあるのだ。寡作をもって知られ、ここ40年で5作くらいしか描いていないのが惜しい、、、。


「新版画とは、江戸時代の浮世絵版画と同様の技法によって制作された大正から昭和初期に発展した木版画です。風前の灯であった伝統的な木版技術。それらを復興するとともに、新たな芸術を生み出そうと、版元、版画家、彫師、摺師らが結集し、さまざまな画題の 2,000 点を超える新版画が作られました。 1930 年代の欧米では、浮世絵につらなる優れた日本美術として、新版画は衝撃をもって受け入れられました。」       (展覧会のHPよりコピー)


素晴らしい技法ですね。感激しました!江戸時代の浮世絵版画の技法そのままに、なんと30回も重ねて刷ると言う。


特に橋口五葉、、、。買えるなら買いたいと思いましたね。


で、出口のショップに行くと、売っているじゃありませんか、新版画。それも原盤からそのまま刷った後刷りと言われる作品。オリジナルそのものの版木を使いますから、つまりは本物っていう事です。


Hakuhou
平野白峰 「夏姿(別府)」


1879(明治12)~1957(昭和32)
京都に生まれる。浮世絵スタイルの日本画を独学。
古典から現代(昭和)までのスタイルを研究。
昭和7年渡辺庄三郎より「湯上り」「鏡の前」を出版。
昭和11年のトレド美術館の版画展に出品。
「湯上り」は当時完売となっている。


平野白峰の「夏姿」も素晴らしい作品。迷いつつも購入決定。額付きが展示品しか無く、後日配送とのこと。購入後、もう一つのミュージアムショップに行くと、欲しいなと思った橋口五葉さんの版画を売ってるじゃありませんか!


展覧会出口のショップでは、橋口さんの作品はありませんよと言っていたのに、、、、、。


でも、後の祭り。


「でも、いいや、平野さんのもすごく気に入ったし、、、」


近じかアイボリーの診療室に展示予定。乞うご期待!


追伸;江戸東京博物館の駐車料金は、高すぎでしょう!ロンドンでは、名だたるミュージアムのほとんどが入館無料だって言うのに。公営でしょう?石原さん、オリンピック招致に使った150億なんて大した額じゃないなんてのたまっていらっしゃいますが、あなたのお金じゃないからね、税金、分かった?税金ですよ。新東京銀行もね、あなた私財投げ出してもいいんじゃありませんか?


「ねッ、姜尚中になれないでしょ、、、」   すぐにトーンが上がっちゃうんです。





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